【映画の紐解き】キングコング: 髑髏島の巨神を見て

 

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ずっと見たかった映画、「キングコング: 髑髏島の巨神」をやっと見ることができた。

感想は...もぅ最高。

こんなに贅沢な118分は、なかなか無いよきっと。

 

これは漢に捧げる愛の映画だ。

 

普段何もしない奴が、最後に勇気を振り絞って自己犠牲満載で何かに立ち向かったとしても、大切なものを守れなければただの無駄死にでしか無いんだ。(それはそれでまた別の感動はあるんだけど)。要は漢なら大切なモノや人を守ってナンボって話。

 

ただ一人、孤島の島で君臨し続ける孤独、優しさ、想いやり、葛藤、誇り、これら全てがあのドラミングに込められてるんだと思うと、震える。

 

そして、大佐の「仲間を想いやる気持ち」と「自分の命を賭してまで仲間を守り切れなかった葛藤」により、半ば自殺的に仲間を守るために立ち向かって行く姿。

 

1人の仲間を守るために、他の仲間までめちゃくちゃ犠牲にしてるよ...っていうツッコミを入れたくなるほど痛くも弱くも見えて...

 

でも眼力と迫力とガタイが凄すぎでギャップがすごくて...

 

多分だけど、大佐も守る側の人で、でも自分では守り切れない現実が悔しくて...悲しくて...

 

あの睨みは大佐のドラミングへのアンサーなのかなと思うと。スクリーンのほぼ9割を埋め尽くしたドアップのシーンも笑わずに見れるのかなとふと思った。

 

そして、あんだけフってた挙句の「big one」っていう発言が一番おもろかった。

 

理想をいえばIMAXで見たかったけど、こういう映画が映画館で見るべきなんだなと改めて映画館の良さを思い知った1日でした。